3DCADの中の人です。
全国のアマチュアハイブリッドロケッター(LOX派除く)にとっては無視できない話かもしれません。
亜酸化窒素が最大のオゾン層破壊物質 米機関が警告
亜酸化窒素、別名N2Oは僕らが作るハイブリッドロケットの酸化剤として利用している物質です。
毒性がなく、常温で自加圧性を持つなど液体酸素と比べて扱いやすいためにアマチュアクラスのハイブリッドロケットに多く使われています。
(ちなみにCAMUIロケットは液体酸素(LOX)を使用)
性能面では液体酸素に劣るのですが、まぁこの辺の専門的な話はずばりN2Oタンクの中の人が丁寧に、分かりやすく語ってくれるでしょう。
で、この亜酸化窒素が、かの有名なフロンガスを超えるオゾン層破壊効果を持つ、というのがこの記事の概要です。
オゾン層を破壊する力自体はフロンの方が高いらしいのですが、亜酸化窒素は大気中で分解されるまでの寿命が長く、また、近年フロンガスは国際的に排出量が規制されているためトータルではN2Oの方がオゾン層に大きなダメージを与える、ということだそうです。
ついで(?)に亜酸化窒素はCO2なんて比較にならないくらいの地球温暖化効果を持っているそうで、なんにせよ最近はやりの"エコ"にはほど遠い物質のようですね。
んー、そのうち「ベントポートからのN2O排出量制限」とか「冷却用N2Oのダンプ規制」なんてものが始まるのでしょうか・・・(笑)
以上、エントリの主目的はタンクの人への振りでした。
きっと面白い記事を書いてくれるでしょう。
1 件のコメント:
タンクの人の前に私から一言。
N2Oを分解、(酸化させて?)燃焼させてるんだから問題ない!
ダンプ?
あんなのただの蒸気と氷じゃね?
触ると冷たくてきっと気持ちいい
っていうか産業の副産物としてN2Oが問題なら
ウチがタダで引き取ってくればエコ
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