2009年9月13日日曜日

早くも出てきました.

政権交代の波紋が日本の宇宙業界へ.

「独法」見直し 「埋蔵金」回収、難航も - 毎日jp(毎日新聞)

>自民党政権下で策定された独法の「整理合理化計画」では、不要と判断された独法の資産は約6000億円に過ぎなかった。民主党はより大胆に事業の要否を判 断する方針で、ロケットの打ち上げなどを事業とする宇宙航空研究開発機構(JAXA)について「もはや必要ない」などの声も出ている。

>宇宙航空研究開発機構(JAXA)について「もはや必要ない」などの声も出ている。

>もはや必要ない


こいつらは一体何を言ってるんだ・・・?
JAXAどころか原子力研究開発機構まで入ってるし・・・子ども手当てだの高速道路無料化だのが潜在的な国力を支える科学技術の発展に優先するとよもや本気で考えているのか・・・?

従来以上の努力でもって無駄金を削ろうとする姿勢は評価したいが,一体「どこを削るのか」,またマスコミに持ち上げられ調子にのった政治が「削りすぎる」事がないか,他に「削るべき」所が無いか,注意深く監視する必要があると思う.

「動作しているプログラムは修正しない」というスタンスには,それなりの意味がある.消極的姿勢をただ悪とするのはあまりに短絡的ではないか.

4 件のコメント:

3次元CADの中の人 さんのコメント...

まぁ、今のJAXAのやり方が適切か、という点には大分疑問もあると思うので見直し自体はありかと思います。

ただ、宇宙開発という事業は国がお金を出さなければ進めることは事実上不可能です。
(少なくとも、いまのところは)

なので、税金投入に見合った成果(国民に還元できるもの)を挙げられる組織としてスリムに改変するのなら大いにアリだと思います。

ただ、いまのJAXAのままで予算をさらに削られたら、ひどいことになるんだろうなぁ。

NASA/米国追従の金食い虫プロジェクトに見切りをつけて、ISAS系の日本独自のしっかりとした成果を出せる計画や気象衛星など国民が確実に利益を得られるプロジェクトに集中投資してもらいたいものだと思います。

月に2足歩行ロボット送り込むくらいならリモセン衛星2,30機飛ばした方がよっぽど価値があるだろうに・・・。

あと情報収集衛星関連は防衛省の予算から出してほしいですねぇ。

と・・・愚痴を挙げはじめたらきりがないのでこの辺で。

高速無料化はともかく、福祉/教育のためにISS関連の予算を回すのなら、僕は賛成です。

N2Oタンクの中の人 さんのコメント...

ISSはとりあえずいらないよね・・・ISASのコストパフォーマンスはもはや異常ですが(良い意味で),NASDAはもうひとつがんばれるのでは無いかというのには至極同意です.

(NASDAはコストパフォーマンスを確保するために,削ってはいけない所まで削っているという印象を強く受けます)

それを果たして福祉に回すのか,はたまた宇宙基本計画の基幹の一つとなる安全保障に回すのか・・・

個人的には,防衛省の予算は現状でも限界ギリギリまで削られていると思っているので,どこか他の所から取ってくるべきだと思っているのですが.福祉/教育は今すぐにお金を欲している部分ではあるので,なるたけ回してあげたいという意図も理解できるのですが・・・安全保障を削りすぎると即,国家の危機に直面するのも事実だと思っています.

長い目で見る必要のある所と,今すぐにお金が必要な所の采配をどうするのか,諸外国から「素人集団」とも評される現政権の手腕が試される所です・・・

曲がったL字の中の人 さんのコメント...

( ゚д゚) 

( ゚д゚) ・・・

( ゚д゚ )

「必要ない」は言い過ぎでしょ・・・
大切なとこと不要なことを見極めるのはいいことだけども・・・

まとめブログで取り上げられてて、
こっちにも書いてあって・・・

びっくりした。
そして、新政権が不安になってきた・・・

3次元CADの中の人 さんのコメント...

JAXAの見直しも良いですが、もっと根本的に考え直してほしい部分もいっぱいあるみたいです。

http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY200909140322.html

あとは

http://www.asahi.com/national/update/0912/TKY200909120245.html

とか。

なんか政治活動ブログっぽくなってきましたね(笑)

宇宙開発と政治は今のところ切っても切れないですからねぇ、残念ながら。